南アルプスの自然

名峰が連なる、
世界が認めた山岳地帯

南アルプスは、静岡・長野・山梨の3県にまたがる、日本有数の山岳地帯です。
3,000m級の高峰を13座も有し、日本百名山と言われる名峰も多く、たくさんの登山者たちを魅了してきました。
ダイナックな連山の自然は、季節ごとにその表情を変え、登山・ハイキング・キャンプなどで訪れる人々を迎えます。
その美しい山岳景観や、原生林・草花・動物などの貴重な自然は、世界的にも評価が高く、2014年には「ユネスコエコパーク」に登録されました。
特種東海グループは、静岡県の最北端、大井川の最上流部に約24,430haという広大な社有林を所有し、100年以上にわたって、南アルプスの豊かな自然を守り続けてきました。

南アルプスの地形

標高約2,500mより上部では、高木となる樹木は見られません(森林限界)。
高山には、日本最南端の氷河地形や周氷河地形が残されています。
  • カール(圏谷)

    山に積もった氷河が自らの重みで滑り落ちる際、山の一部を削ることでできた、お椀型の地形です。
  • ハイマツ

    地に這うようにして群生し、高さは約1mほどで、特に風の強い尾根や斜面では丈が低く、数10㎝ほどです。餌や隠れ家として、ライチョウの生息には欠かせない植物です。

南アルプスの四季

  • 4月下旬、ロッヂ・山小屋がオープンしてしばらくは、連山の峰は残雪をかぶります。
    雪が解けて、鮮やかな新緑が顔をのぞかせると、南アルプスに遅い夏がやってきます。
  • 木々の緑が濃さを増し、山肌が強い日差しに照り返すようになると、本格的な夏山シーズンの到来です。荒川三山付近のお花畑には、150種類以上の高山植物が花を開きます。
  • 紅葉の赤はまるで重さを持つように、山頂からふもとへと降りてきます。10月になると、椹島ロッジ、二軒小屋ロッジは紅葉一緒に包まれます。南アルプスが美しく染まる季節です。
  • ロッヂ・山小屋が閉じる、冬。南アルプスは、凛とした雪景色に包まれます。
    銀世界に、白いニホンライチョウの鳴き声が響きます。

南アルプスの草花

高山植物の多くは多年草で花は大きく、短期間でいっせいに開花します。
険しい山道を乗り越えてきた登山者をやさしく出迎えてくれます。