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安全な登山のために
登山計画書の提出
登山計画書の作成と提出は遭難事故防止の第一歩です。
警察署・交番・登山口のロッジ等に必ず提出しましょう。
登山計画書の用紙(様式)は、静岡県警察ホームページの「山岳情報」から出力できます。
登山計画書の
ダウンロードはこちら
山小屋の利用
南アルプスは気象も厳しく、行程距離も長い山域です。
登山行程には十分ゆとりを持って行動しましょう。
(午後2時頃には山小屋に到着しましょう)
翌日の体力を保つために早寝を心掛けましょう。
早朝は無言で行動し、他の人を起こさないように出発しましょう。
道に迷ったら
谷に下りないようにしましょう。
一見行けそうな谷でも、実は滝やガケの連続という事がほとんどです。迷った時はあわてずに、最後に確認した場所まで引き返し、そして登山道の確認をしましょう。
パーティー
(初心者・中高年者の場合)
パーティーの一員として参加するときも、そのコースについて調べておきましょう。
ペースは歩行の遅い人に合わせ、無理をしないでゆっくり登りましょう。
各メンバーは山行中に不明・不安・不調・不足等を感じたら、その旨をリーダーに申しでるようにしましょう。
避難行動としてのルート変更は避けましょう。
余力のあるうちに躊躇することなく退却(戻る)、停滞(一時待機や小屋宿泊を含む)としましょう。
休憩のとりかた
歩き始めて30分頃から体が慣れてきますので、40~50分毎に5分程の休みをとるようにしてください。長く休むと体が冷えて体力低下の原因となります。
急登では、適宜立ち止まって呼吸を整えながら登ります。
入山前の心構え
自分の体力・技術にあった山を選び余裕のある日程を組みましょう。
山行前から体調を整えておき、寝不足や不調のときは登らないようにしましょう。
テレビ・ラジオ・電話などで気象情報をよく確かめ、天候が悪いときは無理をしないようにしましょう。
携帯電話などの通信器材を必ず携帯し、不測の事態に備えましょう。また、山では電波をつかまえにくいため、電池の消耗が非常に早いので予備電池を用意しましょう。
豊かな自然を守るために
南アルプスの素晴らしい自然を後世に残すために、
また、繊細な自然に影響を及ぼさないようマナーを守って行動しましょう。
ゴミ
自分が出したゴミは、必ず全部持ち帰りましょう。
荷物はできるだけ少なくして、ゴミが出ないよう食料計画などを工夫しましょう。
レトルト食品等は外箱から出して袋入り中身だけ持っていきましょう。
缶詰やビン詰はできるだけ利用しないようにしましょう。
タバコの吸い殻は、携帯吸い殻入れやフィルムケースなどの廃品を利用して持ち帰りましょう。
トイレ
紙、ポケットティッシュは水溶性(水解性)のものを使いましょう。
ティッシュの包装やゴミなどをトイレに捨てないようにしましょう。
携帯型トイレ(簡易トイレパック)を利用することをおすすめしますが、やむを得ずトイレ以外で用を足す時は、水場や川から離れた場所で行い、紙やティッシュは必ず持ち帰りましょう。
動植物の保護
登山道や踏み跡を外れないようにして植物を踏み荒らさないようにしましょう。
高山植物の盗掘、採取やお花畑へ踏み込んでの写真撮影は絶対やめましょう。
ゴミ捨ては美観を損ねるだけでなく、野生動物の生態系にも悪影響を及ぼしてしまいます。
犬などのペットを持ち込むと雷鳥やオコジョなどの小動物に脅威を与えたり、伝染病を持ち込む恐れもあります。ペットは連れてこないようにしましょう。