よくある質問

登山について

Q.天気はどう調べればいいですか?
A.山岳地ですので的中する天気予報はありませんが、当社施設ではテレビのデータ放送やインターネットなどで長野県の大鹿村や飯田市の予報を参考にすることが多いです。
Q.携帯電話は繋がりますか?
A.稜線2500m以上ではNTTドコモがつながりやすいです。
auとソフトバンクがつながるのは稜線の一部です。
椹島ロッヂでは、NTTドコモ・au・ソフトバンクとも通話可能です。
山小屋は、千枚小屋・荒川小屋・赤石岳避難小屋・中岳避難小屋・小河内岳避難小屋で、NTTドコモのみ繋がります。
気象状況等により携帯電話が繋がらなくなる場合があり、通信環境は不安定ですので遭難時の対策ツールなどとして過信をしないようにお願いいたします。
Q.私でも赤石岳、悪沢岳に登れますか?
A.各々の方の体力や技術によりわかりません。一般論でいえばご自身で判断できないのであれば3000mの高峰に登るべきではないと思います。
椹島から赤石小屋、千枚小屋までは標高差1600m前後ありますので一日にこのぐらい登れる体力は最低限必要になります。
3000mの高峰で自然環境も厳しく、縦走するためには34日にかけて歩くことができる経験、対応力が必要です。
Q.山小屋・ロッヂには何時までに着けばいいですか?
A.一般に言われるとおり山の天気は午後に急変しやすいため、なるべく早くに到着するように行程を組んでいただきたいです。
登山者の皆さんの安全のため、山小屋では15時までに、椹島ロッヂは16時までに到着するようにお願いしています。
Q.山小屋の営業期間外でも水場の水は枯れていませんか?
A.年や降雨量によりますが10月中は涸れることはあまりありません。
それ以降は涸れることもありますので雪が降るまでは水を多く持って縦走されてください。
Q.山小屋に診療所はありますか?お医者さんはいますか?
A.南アルプス南部の山小屋に診療所はなく、お医者さんはいませんので体調管理に気を配り、無理のない登山を楽しまれてください。
Q.寒さ対策はどれぐらいすればいいですか?
A.7、8月でも朝晩の気温は一桁になります。
晴れればシャツ一枚で歩けますが、天候急変時には夏でも零度近くまで下がることもあります。
低体温症による遭難・救助の発生もありますので十分にご用意ください。
Q.いつまで雪山装備が必要ですか?
A.残雪は、例年7月中旬まで残ります。
残雪があれば、山開き716に合わせて雪道をスコップ等で山小屋スタッフが切りに行きますので、慎重に歩いてもらえればアイゼンが必要な状況はみられません。
それ以前に歩かれる方はアイゼン、ピッケル等の装備が必要になります。
注意が必要な場所は、中岳~荒川小屋の一部、荒川小屋~大聖寺平の一部、赤石岳~富士見平にある北沢源頭の区間に残雪が残ります。
Q.ヘルメットは必要ですか?
A.北アルプスで奨励されていることから最近はヘルメットをする方が増えてきました。
転倒、滑落から頭部を守るために必要な装備です。ぜひご準備ください。
Q.高山植物、紅葉の見ごろはいつですか?
A.高山植物は、例年は7月中旬~8月中旬が見頃です。
紅葉は、山小屋の周辺で9月中・下旬、椹島ロッヂ周辺が10月下旬~11月上旬に例年の見頃です。
いずれも、その年の気候によって前後します。
Q.山小屋は、冬期期間中に利用できますか?
A.営業期間外には、各山小屋・避難小屋の一部を解放しています。
寝具や食事はご自身で用意し、火気に注意してご利用ください。
なお、椹島・二軒小屋には冬期解放施設はありません。